結果を手放し、今を全力で生きるという考え方について。

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ここ最近、ヨガ教室に通い始めているのですがヨガの先生が話していたヨガにおける重要な考え方がこのエントリーのタイトルです。毎日をどう楽しく過ごそうか、常日頃考えながらせっかちに生きている僕ですが「今を全力で生きる」という言葉がやはりその答えであると、最近読んだ本や経験から改めて強く感じています。

その理由について熱く語ってしまうことが最近多いので「伝えなければ!」という想いに駆られるがまま、その情熱を風化させない内にここに記しておこうと思います。


なぜ結果にこだわらず、今を生きることで楽しい毎日を過ごせるのか?

この問いに対して自分なりに3つの回答があります。


①人は自分が成りたい自分を知っているから


人間ってすごいんですよ。何がすごいかって自分が最高に幸せになれる方法を知っているんです。それを「直感」というらしいんですが、その直感こそ僕達を幸せに導くためのお知らせだと感じています。しかしまた不思議なのが、その大切な直感に対抗して全く逆のことをやる人の多いこと。


親や上司からの言葉、友人達からのすすめ、恋人からのプレッシャーなどなど、その直感とは全く逆の行動を多くの人々は周囲からの”期待”に答えるという形で行っているかのように見受けられます。もちろん期待だけではなく、人間関係の”しがらみ”というのも大切な直感をねじ曲げてしまう理由の一つでしょう。そしてもう一つの大きな要因がこれまでの長い人生で学んだ常識という名の壁です。「常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションのことを言う」と、かのアインシュタインの名言にもありますが僕達が常識だと信じている多くのことって、純粋な心の声を閉ざしてしまう大きな要因でしかないと最近、感じ始めています。


それは世間体を守るものでもありますが、同時に飛び跳ねる心を狭めてしまうのが、大人達に作られた常識という壁でしょう。その証拠に毎日を楽しんでいる魅力的な人、普通の人とは違う面白い事をやっている人、一緒にいてワクワクする人ってどこか常識が抜けた子供っぽい人格の方が多いように思います。あのMITメディアラボ所長の伊藤穣一さんもネオテニーという言葉を使って、子供らしい要素を持ち続け混沌とした時代を生き抜こうと強く説いています


恐らくこれからの時代、面白いことをしていく人たちってすべからく子供であると思うんですよね。世間体を気にし過ぎて動けない人、新しい事ができない人に面白いことができるはずがありません。この記事にもありますが「大人とは、委縮した子供である」という言葉も胸に刻むべきでしょう。他人の目を気にして変に萎縮するつまらない子供(大人)になるくらいであれば、周囲の目に縛られず、家族、会社といったしがらみを恐れずやりたいことをやったほうがいいんじゃないですかね?(すごい無責任ですが笑)なぜなら自分がやりたいことをやったほうが、この世界もより面白くなると思うから。


なぜ自分の好きなことをやれば世界がHAPPYになるか簡単に説明します。例えば好きなことに時間をかけて取り組んでいけば、必然的にそれって得意なものになりますよね、その得意なものをさらに一歩突き詰めれば強みになり、その他の人にはない強みというのは事実あなたを生かす糧になると思うのです。好きなことを仕事にすることができれば人生は楽しくなるでしょうし、さらによりよいことに毎日を幸せに生きている人って周りにもパワーを注ぐことができる人間であると考えています。


例えば家族、恋人、友人に悲しいことがあれば自分も悲しいですし、逆もまたしかり。今繋がっている身近な人たちの精神(マインド)によって僕達の幸福度も左右されているのではないでしょうか。本当の幸せは一人では絶対に作り出せません。楽しく生きることができれば仲間を幸せにできますし、仲間が幸せになればあなたはもっと幸せになる。そしてその仲間は別のコミュニティに属する仲間たちを幸せにする。一人の直感を信じる力が世界をもっとよりよくすると真剣に考えています。これは湯川さんの書籍を読んで思考がまとまりやっと言葉に落とすことができたものですが、湯川さんに同感で、若干スピリチュアル臭漂いますが、しっかりとロジックだてられる精神的なアイデアこそこれからの時代に必要な物だと感じてます。




②点と点は繋がるから


”Connecting the dots”
有名過ぎるスティーブ・ジョブズのスピーチの言葉にもあるのでご存知の方も多いかと思いますが、この言葉こそ好きなことに恐れなく取り組むことができる根拠の一つではないでしょうか。その時その時の自分の直感を信じ目の前のやるべきことを真剣に行えば、その点と点は繋がり、線となり、面となって大きな力に変わるでしょう。


逆に損得勘定で動いて好きでもないことを中途半端に行うと、数年後振り返った時に世の中に対して大きな価値は何一つ残せてないでしょうね。言ってしまえば大きなインパクトを世の中に残すことは簡単で、それは直感に従い好きな事を後先考えずとことんやりぬくこと。その繰り返しが結果的に大きな変革を生みだし、ワクワクした毎日と共に自己実現を果たすことに繋がるものだと思います。だって最初に書いたように直感というものは成りたい自分を知っているわけですから。この記事にある

”一見地味だったり、その時は上手く行っていないように思えることに対して、世間の評価に惑わされず、時間をかけて丁寧に取り組んでいくこと。そしてそれが後に、”connecting the dots”として実を結んでいくこと。”

という一文からもその言葉の意味のもつ深さを感じます。




③世の中の流れは早く、ルールは日々変わっているから



最後は外的な側面からのお話になりますが今、世の中の流れって本当にものすごいスピードで進みますよね。スマホ、クラウド、ソーシャルメディアがもたらした変革のスピードは落ちること無くGoogl Glassなどのウェアラブルデバイスや無人自動車、そしてスマートテレビや米国のNYとLAを45分で結ぶハイパーループの登場など、めまぐるしく既存産業の変革は進んでいきます。そんな時代、昔ほど重要されなくなったものに”計画性”という言葉があるのではないでしょうか? 


事業起ち上げ時において、今や定番となっている考え方にリーン・スタートアップというものがあります。これは「さっさと失敗して、そこからの学びを得ることで成功確率を上げる」という考え方ですが、つまるところ計画書を作るよりも先に、その事業が上手くいきそうかどうか最初に実験をしましょうよ、というものです。一個人が世の中をひっくり返してしまう可能性もある今現在、大きなことを成し遂げるにはチームとしての強みとそれ同等に、スピード感が重要な要素になってきますよね。それは”適切なタイミングですぐに動けること”とお言い換えられるでしょう。(人間関係や過去の成功体験のしがらみに捕らわれた大企業には最も発揮するのが難しい部分です。)


前置きの話が長くなりすぎましたが、天変地異なども含めて明日がどうなっているか神様も分からないこの世の中、計画に縛られて自分を抑えながら生きていくべきでは無いと思います。キャリアプランや貯金なども個人的には必要ないと思っています。最近なぜかよくネット上でみる「死ぬとき時に後悔すること」リスト的なものを見ても、仕事を中心とした計画に捕らわれて、人生を後悔しているものが多いですよね。そんなに肩ひじ張らなくても結構人生ってなんとかなるものです。(特に僕達が住む日本は)未来を変に恐れず、未来に過剰に期待しすぎず、目の前を楽しめばいいのです。自分を見失わずに、心に素直になりながら。”結果へのこだわり”を勇気を持って手放してみれば、納得のいく結果が見えてくると思います。なぜなら結果にこだわるということは、周囲の目にこだわることだからです。人生に納得できるかどうかは周りではなく、あなたが決めることです。



以上、自分にとって今最も興味ふかいアイデアを書いてみました。人って単純ですけど、またとてもうまいことできているなぁーと感じます。自分の直感を信じて、他の人には見えない世界を見ようと意識し続ければその世界は自ずと見えてくるでしょう。どうせどうなるかわからない未来、将来の心配をするよりも、今、心が踊ることに身を任せば幸せになれますし、(言ってしまえば未来は”今”ですから未来を楽しみたければ”今”楽しむしかないですよね。若干むりやりですが笑)ただそれだけでもしかしたら世界までも変えることができるでしょう。


幸い僕は広告、ソーシャルメディア、WEBマーケティング、WEBサービス、スタートアップなどとここ3年ほど関心が湧くままに、それらを突き詰めていったおかげでそれが仕事になっています。(もっと旅行いったりデートもしたいですが。。)ちなみに今最もワクワクすることは8月からやっと一本化して取り組むことができているBASEというサービスです。世の中のEコマースの在り方を覆す可能性のあるこのプロジェクトで、どこまでやりきれるか。

一人でも多くの人が直感と上手く付き合っていくことで、世の中がもっと面白くなればいいなと思います。

結果を手放し、今を全力で生きるという考え方について。” への1件のフィードバック

  1. 大学生です。最近私が思っていること、実践していることと全く同じ内容なので驚いています。私は創造性についても同じことが言えると考えています。ある実験によれば、ある課題を与えた時、報酬が設定されて人とそうでない人とでは後者の人の方がより創造力を発揮し、課題を解決したそうです。このことから結果重視では逆に過程が疎かになってよい結果を生まないということが言えると思います。また、さらに人間関係についても言えます。相手に何かを与えるとき、それの本当の目的は相手の喜ぶ顔であったり、それを生み出す創造性の発見であるべきです。もしこれが与えたものに対する報酬、すなわち他者からの承認を求めるものであったとしたらこの時点で人間関係の破綻するリスクを追うことになると思います。これは自分ではない別の人間に期待する行為であり、それを裏切られた時、相手に腹が立ってしまうことがあるでしょう。このような点から、結果、報酬、承認を求めるのではなく、もっと今ここに根差した内発的な部分に注目すべきだと思うのです。

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