東南アジアの国々を巡ってきた、そしてそこでの気付き

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※バックパックーの聖地とも言われるカオサン通りの写真です。


1月末で前に努めていた会社を退職し
これからについて考えていた所、色々と思うことがあり
東南アジアを見て回ってきました。


約一ヶ月ほどの滞在でしたが
この旅に出た理由としては具体的にいうと3つあります。
一つ目が自分にもっと自信をつけたかったという理由です。
もちろん自分がやるべきことで明確な成果を出し
成功体験を積み重ねていくことで自信というものは生成されると
思うのですが、今回は海外バックパック貧乏旅行という手段で
強制的に自分を過酷な状況に追い込み、擬似的ではありますが
これからの環境を前に「あの状況でも俺はなんとかやれた」
というような即席成功体験をしてみたかったというがあります。
少しずれてるかもしれませんが、そう感じてました。


予想通り海外一人旅にトラブルはつきもので
いい感じにストレスを感じつつ、楽しめたかと思います。


2つ目は単純に外国に行きたかったという理由です。
ちょうど次のアクションを起こす転換期で
比較的時間に余裕が出来ておりましたので
このタイミングしかないと考え、行ってきました。
これに含めて成長が期待される東南アジアの
”空気感”や”人”を感じてみたかったという理由
また”移動”しながら仕事が可能かどうか
実験してみたかったというのもあります。


いづれにせよ、これまでには無い価値感や考え方を
得られた有意義な旅だったと感じてます。


前置きが長くなりましたがアウトプットを兼ねて
以下に今回訪れたタイ、カンボジア、ベトナム、
インドネシア、マレーシアでの写真とそこでの
気付きをシェアしたいと思います。


Thailand 3/18-22 , 4/9-4/13



去年のGWに引き続きタイは2回目であり
また今回の旅でも最後の地はバンコクだったということで
この1年で実質3回は訪れている計算になる大好きな国です。
写真はトップの画像にもあるバンコクの
カオサン通りの夜の風景です。


日本人も多くいるので訪れたことがある人も
いるかとは思いますが、世界中の旅行者で溢れるこの通りは
毎日お祭りのように盛り上がっています。
話した人達だけでも韓国、オーストラリア、オランダ、
スウェーデンの人々など、この一箇所で世界を感じることが
できるエネルギーが僕にとってここの一番の魅力です。


以前一人で行って少しもの足りなかったというのもあって
バンコクでの最初の4日間は相棒の良樹と過ごしました。
彼は今オーストラリアにいますが、帰国後オーガニック関係の
事業を始めるそうです。これからに期待です。


Cambodia 3/22-3/24




世界遺産であるアンコールワット遺跡に代表される
カンボジアにバスに10時間近く揺られ行ってきました。
やはりタイに比べると経済的にまだまだで
正直”アンコールワットに頼りすぎている”という印象を
この国に持ちましたが、出会う人は良い人達ばかりで
価値のある時間を過ごせたと感じてます。




上の写真は結婚式の二次会的な食事会です。
なんと全く関係ない観光客含め誰でもウェルカムという雰囲気で
みんなでソーメンを食べました。お土産にコーラやタオルまで
もらって少し感動したのを覚えています。


またローカルな飲み屋であった現地の青年の日本語の堪能さには
すごい驚きました、、Facebookで日本人と
チャットしながら勉強しているそうです。
そのスキルを活かして旅行代理店で
働いているとのことですが、やはり発展途上国の
人々にとって英語や日本語は生きていくための
手段であるというのを改めて感じました。
多くの日本人にとっての英語勉強は
コミュニケーション手段としての学習でありますから
その重みが全然違うのがわかるかと思います。


彼からはカンボジアのアンダーグラウンドな事情を
色々と教えてもらいました。


Vietnam 3/25 – 3/31


そしてゲストハウスの前に迎えに来るはずの
バスが来ないところを現地の人々に助けてもらって
なんとか隣の国、ベトナムのホーチミンへと到着しました。


これからの世界の有望マーケットとして注目されつつある
ベトナムですがここでのメインの目的は
ホーチミン(ベトナム)のIT産業のポテンシャルを肌で感じることで
ここではスゴログさん主催のホーチミンIT関連企業視察ツアーに
ジョインする形での滞在となりました。



4日間で14つのアポイントという過酷なスケジュールでしたが、
予想以上に貴重なお話、素晴らしい出会いに満ち溢れていた
滞在だったと実感しております。
ベトナムのIT業界を牽引する企業/メディアや
現地で活躍している日本人の方々など
ベトナムの潜在マーケットの魅力を感じると同時に
同世代の方々の異国での活躍に触れることができ
強く刺激を受けました。


現地でのビジネスも全然ありえない話ではなく
これからの外国で勝負していくビジョンを抽象的では
ありますが、持つことができたという感想です。


詳しくは株式会社スゴログのブログに紹介されていますので
こちらをご覧頂ければベトナムの”今の”IT産業の空気感を
感じ取れるかと思います。

【レポート】成長著しいホーチミンへ視察に行ってきた!


また、この視察の最終日、みんなで打ち上げをした
帰り道になんとひったくりにあいiPhoneを盗まれました。
ポケットから抜き取られたのに気づかないという大失態です。。
ベトナムではスマートフォン、特にiPhoneは給料の何ヶ月分もする
最高級品らしくこういった体験でまたベトナムのもう一つの
側面も感じることができた気がして、これもまたいい思い出です。







Jakarta 3/31-4/2



そのような事を色々と考え、次にインドネシアの首都
ジャカルタに向かいました。ジャカルタのスタートアップが
熱いという話題を最近よく耳にしていたので
実際に現場の空気感を見ておきたいという意図があって
訪れたのですが、、、直感的に響くものがなく
早々に退散してしまいました。


ジャカルタの中でも外国人が集まる格安宿街に
ゲストハウスをとったのですがものすごい閑散と
していたり、街の雰囲気や人の感じがあまり
ピンとくるものがありませんでした。
というか、ここは観光向けの場所ではないらしく
人と触れ合える機会があまりなかったというのもあります。
ここはビジネスとしてくる場所だと割りきって
同国のバリへと向かいました。



Bali 4/2-4/8




バリ島に着いた瞬間のあの安心感を今でも覚えています
地元の沖縄にとても似ているという印象を強く持ちました。


ここでは例の事件のあと、Android端末を
購入していたというのが幸いして現地で友人と
連絡を取り合い会うことができました。


その友人というのがバリ人なのですが
元々僕の実家が運営している畑でアルバイトをしていた方々です。
今でも30人程バリの人達が沖縄の実家で働いていますが
ここで会ったのは僕が小学生の頃のメンバーで
よく一緒に畑作業をしていた本当に懐かしい面々でした。




ここでは本当に良くしてくれて3日も家に泊めてもらったり
サイクリング、ラフティング、マッサージ、観光、食事に連れて
行ってくれたりと本当に本当にお世話になりすぎました…
全くといっていいほど自分のお金を使っておりません。


なぜここまでしてくれるのかと聞いてみると
沖縄でお世話になったおかげで今の仕事、家族、そして生活がある。
今度はこちらがお返しをしてあげるのは当たり前のこと

と話してくれました。


普通の旅行では味わえないリアルな現地の生活を感じることが
できたのはもちろん(ジャングルみたいなところに住んでいる方の
家の周りをサイクリングしたのはとても刺激的でした)
満月の日は民族衣装を着てのお祈りや、すごい元気な子供達との
触れ合いなど東京では味わえない経験ばかりでした。


もし元々持ってたiPhoneが盗まれていなかったら
会えなかったかもしれないという
なんとも面白いめぐり合わせでもあります。。

そしてちょうど先日、今実家で働いているバリ人のメンバーが
たまたま東京へ観光へ来ました。その2週間前に受け取った
おもてなしを思い出しながら色々と案内してあげました。
HOOTERSに連れて行ったのですが
初めての体験にみんな完全に引いてましたw




話しがそれましたが、そういう巡り合わせなど面白いものです。
そして僕はバリの友人達に心から感謝しながら
マレーシアへと向かいました。




Malaysia 4/8-4/10



ここの第一印象はまず、「多民族」ということです。
首都のクアランプールで3日過ごしたのですが
中華系、イスラム系、ヒンズー系が大半をしめる感想を持ちました。
もちろん観光客である欧米人も多数おり、特に滞在したブキッビンタンという
街はバンコクのカオサン通りを彷彿とさせる混沌具合いで
カルチャーショックうけっぱなしでした。




土曜の夜に着いたので、ここぞとばかりに
マレーシアで一番有名なクラブを調べて行ってきたのですが、
これまで行った他の国と違い現地の人だけでパンパンになっており
それにも関わらずドリンクやエントランスフィーなど
日本とほとんど買わない値段にビックリしました。。
もちろん若者だらけで、東南アジアの中でも先進国である
マレーシアのパワーを感じることができました。



Thailand 4/10-4/13




そして日本への帰国便がバンコクからの予定に
なっていたのでまた舞い戻って来ました。
北部の街であるチェンマイにもいきたかったのですが
時間もお金もほとんどないということで、それは断念し
遺跡が多く残る街であるアユタヤーに列車に乗って行ってきました。
そのちょっとした一人小旅行の中、改めて自分について
そしてこれからについて考えを巡らせていたのですが
とても重要な気付きを得ることができました


この気付きを得られただけでも今回の旅に出た価値は
あると思えるもので、今後しばらくはその考え方を軸として
毎日をよりよいものにしていこうと考えています。


それが
他人に評価してもらうのではなく、
自分で自分を評価できる人間になる

ということです。


今ソーシャルメディアが日本でも普及し
電話やメールのようなインフラになる直前とも
いえる程の盛り上がりを見せている部分があるかと思います。
そういった中、僕が感じるのが「いいね!」に
代表されるように他人からの承認でしか自分を
測れなくなってきている人達が多くなってきているかも
またユーザー数が増えるにつれてもっともっと
多くなるかもしれないという事です。
もちろん自分を含めて。


もちろん人というのは友人、家族、恋人、他人という
存在が会ってこその相対的なもの(=自分)ですが
その前に自分に対して、客観的な自分がいるという
考え方もあるのではないでしょうか?


他の言い方をすると
自分の中の自分を努力で乗り越え
力や自信を手にし、自分からの承認を得た後に
結果的に他人から認められるという順番が
正しいかもしれないという仮説です。
これは当たり前のことかもしれませんが
いいね!乞食という言葉が出てくるなど
ソーシャルメディアによってこの当たり前が
少しずれてきていると感じてます。


少し長くなりますので、また別のエントリーで
この考えは詳しく掘っていきたいと思いますが、
最後にこういった気付きが得られたのは
偶然ではないと思います。


以上、長々と今回の東南アジア諸国巡りの
レポートをアウトプットを兼ねて書いてみました。
改めてですが、旅っていいですね。

一人旅は自由ですので自分の好奇心や直感に
素直になって動きまわることができるかと思います。
数人で行くのには感情や感じた思いをその場でシェアでき
その喜びや体験の価値が倍増されるので、
これもまた素晴らしいと思います。


どこかで聞いた言葉ですが、
旅を思い出すことは、人生を二度楽しむことという
フレーズを思い出しました。


もっともっとこれからの人生、
自分の直感に従いながら日々の「旅」を楽しみ
周囲の人々を巻き込んでいければと思います。

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