arab-spring1

私達はこれからどの時代にも起こり得なかった
新しいフェーズの社会を生きることになります。


人間はその誕生の歴史から見ると
ここ数百年で物凄い発展を遂げました。
その昔は動物と同じく力を持つものが生活するための
場を制して自らが住みやすい村を作っていきました。
それが拡大していったのが国となり、
力をベースに国は自分たちの制する場を
可能な限り増やすことに注力しました。


その後活版印刷が発明され、学ぶことにリアルタイムである
必要性がなくなり、教育方法が飛躍的に発達して知識レベルは
グッと底上げされました。そして学ぶ意思のあるものは
いくらでも学ぶことができ、その者達は自らの知の好奇心を
満たす過程でこれまでの「力」を超える程の
パワーを創造することになるのです。


それから300年程経ち電気や石油など数々の発明が
生まれ産業革命と呼ばれる現象が起こり始めました。
農業などの第一次産業中心の社会から
工業化社会への始まりとも言えるでしょう。
ここに来て「知」がこれまでの「力」を遙かに
凌駕するほどのパワーを持つに至ったのです。


その新しいパワーはこれまでと変わらず制する場(国)を
拡大するために使われながらも、人々の生活方式を
大きく変えるものにもなりました。
印刷が発明された頃と同じようにそのパワーは
時間という不可変なものを私たちに多少なりとも
コントロールできる力を与えてくれました。


例えば、音楽を聞きたい時に聴ける。
人々の会話や映像を自分の家に
居ながら見聞きすることができる。
2時間かかる場所に15分で行ける。
食材を保存でき、食べたい時に食べれる。
洗濯や掃除もそうですが、これまでそれを
行うことに対して膨大な時間を要するものを
そうでなくした
のです。


そして人間は時間というこの世で最も貴重な
資源を得ることができ、より一層人間らしい生活を
追求できるようになったのです。


しかし、そこでいう人間らしい生活とは何なのでしょうか。
歴史からこの流れをみるとこれまで時間を手にした人間が、
その余暇にあてた活動というものに
「他人よりいいモノを得ること」があると個人的に感じます。


一昔前のアメリカンドリームという言葉に表さられるように
モノを持つことが価値のあることと多くの人に認知されていました。
日本でもそうでしたし、もしかすると今もそうかもしれません。
自分の時間をお金を生み出すための労働に変えることによって
人は他人よりも素晴らしいモノを得ようと自らを投資してきました。


賢いことに、このように人はお金の為に
より効率的な労働を模索しながら国を発展させ、
そして数えきれないほど多くの便利で
素晴らしいモノを生み出してきました。
そう”数えきれないほど”のモノが世界中に溢れ始めたのです。


その素晴らしいモノの中に
「インターネット」という技術も含められます。
インターネットは”数えきれないモノ(情報)”を
取捨選択し取得する時間を大幅に削減しただけではなく、
その”便利なモノ(情報)”を爆発的に増やすということに
貢献したのだと私は感じます。
世界中の誰もが発明者になったと同時にそれを
リアルタイムで知ることができるようになったのです。


創造するための時間と、情報を選び、得るための時間を
大幅に削減することになり、インターネットに
アクセスできる人々は誰でもインプットとアウトプットを
物凄いスピードで効率化できたのです。
これが印刷発明期と大きく違う点が、
学ぶ意欲のない人にでさえも価値のある
情報を提供してくれる点だったり、
それをわざわざ流通させずとも、オンラインという
世界共通の場にアウトプットすれば、
いつでも、誰でも、同時に、見てもらうことが
可能だという点です。


そして遂に今、そのインプットとアウトプットの
情報の交換はコミュニケーションという
現実の場で人と日常的に行うレベルのものと境目がなくなり、
ほとんど同質になったのです。


つまりインターネットは人とのコミュニケーションに
おける時間を大きく削減したといえるでしょう。


ここまでくるのに多くの要素をすっ飛ばしてましたが
それが今の世の中に至るまでの大まかな流れだと捉えています。
”大まかな”言い換えると外的な流れを追ってきたわけですが、
視点を移して今、そしてこれからの時代を考える上で
内的な部分を考える必要があると考えます。


いつの時代もその時代を作るのは他でもなく、
その時代を生きる人間です。
その”人間の今”を知ることがこれからの時代を
見ていく上で必要だと考えます。


Pillar10-History-French-Revolution-Delacroix

改めてですが、私がこのように考え始めたのは
もうこの記事をご覧になって頂けている方々は
ご存知のようにここ最近Twitterを賑わせている
イケダハヤトさん、佐々木俊尚さん、
一部の広告業界関係者のやりとりを見ていてからです。


時代の流れをこのソーシャルメディア上からだけで
推測するのは見当外れかもしれませんが、
しばらくは最近よく聞かれる評価経済社会という
考え方のようにリアルとオンラインが融解した上で
私たちは(透明社会ゆえ実名で)人々の共感や評価と
共に生きていくことになると思ってます。


それを踏まえた上で見る一連の、炎上ともとれるやりとりこそに
今後「情報」の次に私たちが持つべきパワーの片鱗を感じたのです。
その前提条件をベースに力/知/情報がパワーとなってきた
これまでの時代から、その先に何を見ることができるのか?
みなさまはどのように感じられますか?


まず先程も述べたようにインターネットは
私達に圧倒的なインプット/アウトプットの効率化を
もたらしました。実際この記事自体も
Twitterや関連記事からの人々がアウトプットした
情報を得ることができて書くことができてます。


同じように例えばイケダハヤトさんが書かれるブログも
オンライン上から(もちろんリアルでも)膨大な
ソースとなる情報をインプット(特に初期の頃は)
してからこそのものだと思います。


そしてそのブログやTweetを中心としたアウトプットに
対して批評を持ちかけているのが広告業界の一部の
経験豊富な方々なのですが、それに対して
イケダハヤトさんが応じないスタンスを
取られているというのが一連の発端です。


私の個人的な見解ではどちらも正しいのです。
(そして以下に述べることとも実際に
インタビューなどしたわけでなく自分なりの
見解を述べているにすぎないのをご理解ください。)


つまり広告業界の方々の立場からすると
ベテランの意見と期待すべき若者の意見を
しっかりと議論させて周囲の人々へ考える
きっかけを作りだすというアウフヘーベンを
望んでいるという極めてポジティブな
スタンスで挑んでいるのに対して、

イケダハヤトさん側は自ら旗を立て、
僕ら若者に新しい世界を見て欲しいと強い信念を持ち、
その目指すべき世界を提唱するアウトプットを行うための
妨げになる時間を切り捨てる決断をしている、という、
湯川さんも述べるように「どちらも正しい」ことを
行なっていると感じます。


この一連のやりとりがずっと前から続いていることこそ、
どちらも今の世の中をよりよいものにし、
もっともっと人間を前進させようという
強い気持ちを持っている証拠だと感じます。


しかしごく一部の心ない業界の人々が
議論する気を失せさせるような誹謗中傷を投げ続けて
しまったことによってブロックという手段を
とられることになり議論は一層成立し得ないものになりました。
それだけでなく、アウトプットの弊害に繋がるような
心ない言葉を投げ続けたために(佐々木俊尚氏にも含めて)
実名や社名を14.6万人の前に晒すという行動を
佐々木俊尚氏はとったと言えるでしょう。


これらの起こった事象から感じたことは
私たちはもっともっと自分の立場を示すための
軸を持つ必要があるということです。
あらゆる事象に対して、傍観や批判だけでなく、
自分の価値観を明確に提示して行動に移していくこと。
今回の出来事は約30万人近くの人々に注目されて
いたわけですが、その推移から何を学べ、
何が導きだされるのかと自分の軸とぶつけながら
答えを出そうと試みた人はその中で何人程いたのでしょうか?


佐々木俊尚氏のいう当事者意識を持つことの重要性、
高城剛氏のいう自分と対話し自分を知ることの大切さ、
そしてデカルトの「我思う、ゆえに我あり」から
みえる意識の内部発見などに繋がるものだと思いますが、
情報の次はこの「人間力」がパワーを持つことになると思います。
自分の頭と心で考えて、情報を選び、決断し、行動に移す
ことのできる人間こそがこれからの世界の中心と
なっていくエネルギーとなるでしょう。


情報をひたすら集めたり、人とひたすら会ったりしても
何かの価値を創りだすのは結局自分自身です。
先の未来は自分で創るものなのです。


未来を創りだすパワーこそが、これまでの
革命のように最も貴重な「時間」をまた新しく
生み出すものだとも考えます。
今以上にコミュニケーションや情報過多になってくる
であろうこれからの私達に本当の意味での
自分の時間をこの人間力は設けてくれるのです。


つまり物質的な時間というよりも
内的な時間の生成ともいえるでしょうか、例えば
人間力は人生において無駄な時間を排除してくれます、
人間力は意味のある議論を効率よく進めます、
人間力は相手に対して価値を与え相手の人生を進化させます、
人間力は産業の中心となり人々の幸せな時間を増やします、
(※この記事の下部にも書かれている通りです。)
人間力は問題を明確にし、それを解決へと繋げ全類の進化を促進させます。


力、知、お金、情報、共感などがパワーを持ち得た後の
これから数十年後の時代は本質的な意味で普通の
「人間」がパワーを持ち始めることになるでしょう。
いや、否が応でも持ち始めないとこれからの世の中
本当にヤバいことになると思います。


be18

近い将来、この自らを知る人間力によって
テクノロジーが持つ力が今の何倍も
最大化させられるようになると信じてます。


インターネットの中でもソーシャルメディアの
登場によって圧倒的なインプットとアウトプットが
成されるようになりました。
自分の頭で考えて選び、選択し、行動に移す、
その繰り返しこそが人間力を鍛錬する方法だと
現段階では考えています。決して無思考にならず
自分の価値観を明確なものにし、それを最大限に
発揮できる世の中になることを願います。



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