最近気づいた「何をやるかではなく誰とやるか」という言葉の本質

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「何をやるかではなく、誰とやるか」という
言葉に対してあまりハラオチしていなかったです。
だって自分が好きな仕事をしていれば、その仕事に没頭できない時よりも
楽しく仕事ができるし、それはつまり結果が残せるわけで、
人で仕事を選んでも、それが好きじゃない仕事だったら意味ないじゃん。
と思っていました。
そして例によってこの文脈から導き出されるのは、
やっぱり「何をやるかではなく、誰とやるか」という
言葉は正しくその通りだったという気付きです。


僕はこれまで「何をやるか」という考えかたで
やる仕事を判断すべきだと思っていました。


例えば
「人間的に素晴らしく、ビジネスの経験的にも申し分なく、
価値観も共感できる人材が多数いる会社が見つかり、
内定を頂きましたが、一つだけ懸念点があります。
その仕事内容はひたすらネジを回すことなのです。」
というような質問を受けたのであれば恐らく
速攻で反対していたでしょう。
「もっとやるべき価値ある、夢中になれる仕事を
見つけて、それをしたほうが自分の為になるよ」と。


それが今になってやっとそれは違うな〜と思いました。
目先の仕事内容で働くかどうかを判断するべきではないと。
選ぶべきは「所属する組織の目指すべき方向性、
最終的に創りたい世の中に対して共感できるかどうか」
だと。


なので先程の質問に対しての答えはこうです。
「君の目指すべき世界とその会社が目指すべき世界が近いんだったら、
そしてそこにいる人達を心から信頼、尊敬できるのであれば
例えばネジ回しの仕事であっても入社すべきだと思うよ。
方向性が明確であれば例え業務がネジ回しだとしても
それは素晴らしいものだと感じると思うし、
もっと素敵な業務をすることになると思うよ。」   


目指すべき世界がチームにしっかりと
浸透されているのであれば、恐らく誰もそのネジ回しの
仕事を苦と感じながら働かないのではないかと思います。
(極端な例で恐縮ですが…w)
なぜならその世界に近づくために最も必要な手段と判断して
そのネジ回しをやっているのであって、
社員が目指すべき世界にコミットしていればしているほど
よりよい方法に”すぐに”代替されるとも思います。


つまり「何をやるかではなく、誰とやるか」というのは
具体的に言い換えると
「仕事を選ぶ際は何をやるかではなく、
あなたが目指すべき世界を本気で信じている誰とやるか」

という意味と認識してます。
少し深読みしすぎかもしれませんが^^:


もちろんその為には、徹底的にこれから働く予定の
チームと話し合う必要があります。
そしてしっかりこれからジョインする人に伝える必要があります。
シリコンバレーでは人材の流動を防ぐために
入社してもらう際、それこそ本当に何時間も
入社予定の人と話しあうといいますし、
実際に仮で働いてもらう場合もあるといいます。
インターンなどがいい例でしょう。


しかし目指すべき方向性は変わらなくても
それを達成するための手段となる事業というものは変わります。
Aという事業がしたくて、組織に所属する人材は
A事業が失敗すればいなくなる人材かもしれませんし、
そのA事業が不調だと能力も100%発揮できないかもしれません。
しかし組織の存在意義という根本的なところでコミットしている
人材であればどういった状況下においても最高のポテンシャルを
発揮し続けると思います。


まさに「何をやるかではなく、誰とやるか」
チームこそが世界を変えうる最高のプロダクトです。
最後にこの考えに至るフレーズをお伝えします。
「組織は計画の産物、製品は偶然の産物」


名言ですね。。そんな僕も絶賛チームメンバー募集中です。

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