世の中の流れから見えてくる、毎日を楽しむ生き方のヒント

カテゴリー think

仕事と遊びに没頭しすぎで公私ともに振り切った生活をしていると、なんとなく感じることがありますのでそれを言語化してみたいなと思います。結論からいうと、人生っていうのは何事においても正解なんてなくて、端と端を行ったり来たりしながら自分が今、楽しいと思える”バランス”を保っていくものなのかな〜と思ったり。


つまり人の性格や考え方っていうのは、例えば1から100あったとしたらですが、僕らはそのどちらかにたまたま今いるだけに過ぎなくて、往々にして今いる場所(結果)からみた後付けの理由が「その人の性格」となってしまっているのかなと。極端な例えですが、物事が上手く行っている時は人は「明るい性格」になるでしょうし、何事も上手く行っていない時は「暗い性格」になるのではないでしょうか。まぁそのタイミングではそうですが人の考え方って変わるものですし、両極端を右往左往しながら、傍から見れば矛盾を抱えている生き方をしている人間のほうが面白いし、魅力的だと感じます。


「自分はこういう人間だ!こういう生き方をしよう!」と自分を縛らずに考え方を自由に変えていっていいんじゃないですかね。自分に対しての結論を出さずに直感の赴くままに自由に生きるほうが自然だと思います。そう思うのも最近よく考えるのが、世の中の自然のものって両極の対になっているものが本当に多いな〜と感じるからです。


例えば昼と夜、男と女、心と身体、太陽と月、善と悪、暗いと明るい、幸福と不幸、意識と無意識、プラスとマイナス、富と貧困、勝ちと負け、晴れと雨、明晰と愚鈍、老いと若さ、美しさと醜さ、天と地、満腹と空腹、楽と苦、偶数と奇数、膨張と収縮、遠心力と求心力、難しいと易しい、生と死、左と右、自然と文化、天然と合成、冷と熱、有機と科学、父と母、光と影、自分と他人などなど自然で美しいものであればあるほど一つの状態を維持しているのではなく、二元的な要素の間をさまよっていると感じます。お酒を飲んで仲間と楽しい時間を過ごせば次の日は二日酔いと一人の寂しさが押し寄せてきますし、雨を耐えしのげば必ず晴れの日は訪れます。

day_and_night

陰陽の考え方、また膨張と収縮を繰り返して生まれた宇宙を見ても、世界は流れのままに動いているものなので、その言葉の通り自然体でさまざまな感情や考え方を自分の中に循環させてみるのはいかがしょう。大事なのはその時々の気持ちに流されるのではなく、それをしっかりと観察し自分がどの場所にいるのか立ち位置を把握することが重要だと思います。(あまり自分の感情の幅に捕われ過ぎると心が病んでしまうそうですよ!)どのポジションだろうが正解はないのでいくぶん結論付けをしないで、変化をしている自分を客観的に楽しんでみてください。


「何かになりたくなったとたんに自由ではない」と最近色々と学ばせて頂いているクリシュナムルティさんが言っていました。未来に縛られすぎずに恐怖なく今この瞬間に対して、いつでも愛をもって接することができる人が一番幸せな人だと感じます。宇宙の歴史を見てもわかるとおり留まって腐った水になるのでなく、精神的にも身体的にもその端と端を自然に移動し、バランスを見ながら楽しく健康に生きていきたいですね。


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